えべっさんと神農さん
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堺戎神社
南大阪随一の「えべっさん」として親しまれ、堺戎神社に祀られています。1664年(寛文4年)、現在の戎島町付近に突然島が出現。同66年、この戎島の海中から、石像が発見され、威徳山天神常楽寺の塔中であった観月院頼弁法印(かんげついんらいべんほういん)がこれをお祀りし、戎島の近くに宮祠を造りました。その後、戎之町の事代主神社と合併し、1951年(昭和26年)、菅原神社の境内に遷りました。
ご祭神
豊漁、商売繁盛、田の神様
事代主命 ことしろぬしのみこと
大国主命の子どもで、七福神の一人、釣竿に鯛を抱えた戎様と言われている。
招福の神、産業の守護神とされている。
堺薬祖神社
1397年(応永4年)、足利義満が帰国した遣明船から神農の神像を献上されました。これが薬祖(神農)神社の始まりです。
1907年(明治40年)菅原神社に合祀されましたが、第二次世界大戦の空襲により焼失。同55年(昭和30年)、神明造りの本殿と拝殿を造営し、日本最古の薬祖神社として今日に至っています。近年は、癌封じの神様として知られています。
ご祭神
医業、酒造の神様
少彦名命 すくなひこなのみこと
童話「一寸法師」のモデルと言われ、「日本書紀」では、医薬、呪(まじない)などを発展させたと伝えられる。
古代中国の伝説上の薬祖神
神農大神 しんのうおおかみ
古代中国の伝説上の王で、民に始めて農耕を教えたので、神農氏と呼ばれ、医薬の基礎を作ったことから薬祖神として崇められている。